旅行で増えた体重はどうする?上手なリカバリー法
はじめに
旅行に行くと「せっかく減った体重が戻ってしまうのでは?」と不安になりますよね。
でも安心してください。旅行中に体重が増えるのは自然なこと。むしろ「非日常を楽しみ、ストレスを発散する」ことこそ旅行の醍醐味です。
大切なのは旅行後の行動。ここを押さえておけば、数日で体重は元に戻っていきます。
なぜ旅行中は体重が増えるのか?
旅行後に1〜2kg増えていることは珍しくありません。
ただし、そのほとんどは脂肪ではなく「水分」と「むくみ」によるものです。
- 塩分過多:外食は平均で家庭料理より塩分が1.5〜2倍多いと言われます。塩分が多いと体は水分をため込みやすくなり、一時的に体重が増えます。
- 糖質・脂質の摂取増:ご当地グルメやスイーツは糖質・脂質が多め。余分なエネルギーはすぐに脂肪に変わるのではなく、まず肝臓や筋肉に「グリコーゲン」として蓄えられます。このとき水分も一緒に保持するため体重が増えるのです。
- アルコール:お酒は利尿作用がありながら、脱水を招きやすい。水分不足でむくみが起きやすく、翌日体が重く感じます。
- 活動量のズレ:「歩いたから大丈夫」と思っても、観光は休憩や移動も多く、意外と消費カロリーは少なめ。
👉 つまり「旅行太り=体が水を抱えこんでいる状態」であることが多いのです。
旅行中の食事のヒント
旅行は「楽しむこと」が最優先。
ただし少し意識を変えるだけで「増えにくく・戻しやすく」なります。
- 水分を意識的に摂る:1日1.5〜2Lを目安に。お茶や炭酸水で代用可。
- 朝食は抜かない:ヨーグルト・フルーツ・卵など軽めでOK。血糖値の急上昇を防ぎます。
- ご当地グルメはシェア:一人前完食より「一口ずつ楽しむ」で満足感は十分。
- デザートは厳選:「全部」ではなく「一番食べたいもの」を。
- 夜は軽めに:昼にしっかり食べた日は、夜は味噌汁やサラダ+タンパク質などで調整。
これくらいの工夫で「旅行を楽しみながらも増えすぎない」状態をキープできます。
旅行後すぐにできるリカバリー習慣
旅行から帰った直後にやるべきは「リセット」ではなく「通常運転に戻す」ことです。
- 水をしっかり飲む:むくみを解消するには水分摂取が必要。2〜3日で余分な水分は排出されます。
- 腸内環境を整える:納豆・ヨーグルト・食物繊維を意識。旅行で乱れた腸内環境を整えると、体のリズムが早く戻ります。
- 普段の食事リズムを取り戻す:朝食を摂り、野菜とタンパク質中心に。旅行中に続いた間食や夜食はここでリセット。
- 軽い運動から再開:ウォーキングやストレッチで十分。代謝を上げつつ「戻すスイッチ」を入れることが大切です。
👉 旅行で2kg増えても、半分は2〜3日で自然に落ちることがほとんど。焦らず「戻す」意識がポイントです。
やってはいけないリカバリー
旅行太りに焦って以下のような行動をすると、かえって逆効果になります。
- 断食や極端な食事制限 → 筋肉を減らしリバウンド体質に
- サプリや置き換えに依存 → 一時的に減っても習慣が崩れる
- 自分を責める → ストレスで再び食べすぎの原因に
「楽しんだから整える」これで十分です。
まとめ
旅行は「食べる・飲む・笑う」という非日常を味わう時間。
体重が少し増えるのは当たり前で、それは決してリバウンドではありません。
むしろ心のデトックスになり、また普段の生活を頑張れる大切なリフレッシュです。
- 増加の正体は「むくみ」や「水分」
- 普段の生活に戻せば数日で自然にリセット
- 我慢より「工夫」で楽しむのが旅行ダイエットのコツ
旅行を罪悪感で終わらせるのではなく、「楽しんで戻す」経験を積むことで、ダイエットはもっと続けやすくなります。