「イライラしてつい食べすぎてしまう…そんな経験ありませんか?」
はじめに
ストレスがかかると、食欲がコントロールしづらくなるのは気のせいではありません。
科学的に、ストレスが食欲を増加させる仕組みがあることが分かっています。
しかも長引くストレスは、太りやすい体質だけでなく心身の不調にも直結します。
今回は、ストレスと食欲の関係を科学的根拠やデータを交えて解説し、今日からできる実践的な対策をご紹介します。
ストレスとホルモンの関係
ストレスを受けると、副腎から「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。
このホルモンは体を守る働きを持つ一方で、食欲を高め、特に高カロリーな食品を欲しくさせることが分かっています。
👉 慢性的に強いストレスを感じている人は、そうでない人に比べて肥満率が約25%高いという研究結果があります。
また、ストレスが続くと「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが不足します。
セロトニンが減ると気分が落ち込みやすくなり、その不足を補おうとして甘い物やパンなど糖質の多い食べ物を求めやすくなります。
ストレス太りの実態データ
- 慢性的なストレスを抱える人は、内臓脂肪型肥満のリスクが2倍(米国の疫学研究)。
- 日本の調査でも、ストレスを強く感じる人はBMIが高い傾向があると報告。
- 特に40代以降はホルモンの変化も加わり、**「ストレス食い+痩せにくさ」**が同時進行しやすい世代です。
ストレスによる食べすぎを防ぐ工夫
- 軽い運動をする
ウォーキングやストレッチはセロトニンを増やし、気分を安定させます。 - よく噛んで食べる
噛む刺激が満腹中枢を活性化し、食べすぎを防ぎます。 - リラックス習慣を持つ
深呼吸・瞑想・入浴など、日常の中で「ストレス発散時間」を確保することが大切。 - 間食をストックしない
衝動的に食べてしまわないように、お菓子を目につく場所に置かないのも効果的です。
まとめ
ストレスは心だけでなく、食欲を暴走させ太りやすさを招く科学的要因です。
- コルチゾール → 食欲増加&高カロリー食品欲求
- セロトニン不足 → 甘い物が欲しくなる
- 慢性ストレス → 内臓脂肪リスク2倍
ボク自身も、仕事でストレスが強いときほど甘い物に手が伸びやすいと感じています。
だからこそ「ストレス対策=ダイエット対策」として意識することが大切です。
今日からは、運動や食事だけでなく、心を整えることもダイエット習慣のひとつにしてみませんか?